広報よこはま神奈川区版 5・8・9ページ
2022(令和4)年 8月号 No.298


◯特集
商店街の店主さん直伝
暮らしがちょっと豊かになるハナシ

商店街は、昔懐かしい昭和の雰囲気や下町情緒を感じることができたり、
個性豊かな店舗がそろっていたりと魅力がいっぱい。
あなたもお近くの商店街を訪ねてみませんか。
気になるお店をのぞくと、キラリとひかる店主さんに出会えるかも!?



〈六角橋商店街〉
快適な眠りを誘うふとんのお手入れ

●綿・羊毛・羽毛のふとんは日干しOK
 コンクリートなどのベランダに直接干すと、コンクリートの湿気がふとんに吸収されるので、物干し竿を使いましょう。一方の面だけ干すと、反対側に湿気が残るので、裏返して両面干すことが大切です。
☆ふとんを干すときは、側生地を傷めないようにするために片面1時間ずつが目安
●ウレタンマットレスは日干しNG
 直射日光は、ウレタンが劣化するので避けましょう。室内の風通しの良い場所に立てかけることで、除湿されます。風を通すのがポイント!

石川屋ふとん店 店主 石川清貴(いしかわ きよたか)さん
「掃除機もかけすぎると生地を傷める原因に!」

●羽毛ふとんのしまい方のポイント
 縦に三つ折りにし、端から巻いて空気を抜く。元に戻し、空気を入れる。これを3回繰り返し、溜まっていた生活臭を抜く。最後に畳んで、購入時に付いてきた布団袋に入れて完了です。

【石川屋ふとん店(1950年創業)】
店主は寝具製作一級技能士の資格の持ち主。確かな品質の商品を販売。



〈六角橋商店街〉
ほっと一息おいしいコーヒーの淹(い)れ方

●コーヒー豆は鮮度が一番
 コーヒー豆は、焙煎(ばいせん)から2〜3週間以内、ドリップバッグでも半年以内には使用しましょう。
 豆は挽(ひ)いた後、秒単位で酸化が進み、風味が落ちていきます。できるだけ豆のまま購入し、飲む直前に挽くことをお勧めします。

●お湯の注ぎ方のポイント
1.ゆっくりお湯を注いで、一度膨らませます。20~30秒むらし※ましょう。
 ※ガスをとばし、コーティングを取り、成分を抽出しやすくするため
2.膨らみが落ち着いたら、中心から500円玉くらいの範囲に円を描くようにお湯を注ぎます。

珈琲(コーヒー)文明 店主 赤澤 智(あかざわ さとる)さん
「お湯を端に注ぐとコーヒー豆を通過せず味が薄くなってしまいます」

 ポイント・・注ぐお湯とフィルターから抽出されるコーヒーが同量になるよう注ぎましょう。ヤカンから直接注ぐと、注ぐ量が多くなってしまうため、口の細いコーヒーポットがお勧めですが、自宅にない場合は計量カップに移して注ぐと適量になります。

【珈琲文明(2007年開店)】
人気No.1の文明ブレンドは全生産量の3%ほどしかないスペシャルティコーヒー豆のみを使用し、サイフォンで提供。



〈六角橋商店街〉
氷なしで作るキンキンのハイボール

●夏こそ冷たく、おいしく飲みたい
 家庭で作る氷は溶けやすく、味が薄くなるのが難点。薄くならない作り方をマスターして冷たいハイボールをこの夏、グイッと!

1.グラスとウイスキーを冷凍庫に入れ、キンキンに冷やしましょう。
 ポイント・・アルコール度数40度以上だと冷凍庫に入れても凍りません。
2.ウイスキーを入れたら、炭酸水を注ぎます。グラスのヘリに炭酸水を沿わせながら、ガバッと勢いよく入れましょう。マドラーで混ぜる必要はありません。
 ポイント・・炭酸水がグラスの底から対流し、ウイスキーと混ざります。

ウイスキースタンド麦(むぎ) 店主 島田孝一(しまだ こういち)さん
「いろいろな種類や配分、注ぐグラスを変えてみてお好みの一杯を見つけてください」

【ウイスキースタンド麦(2019年開店)】
「ウイスキーやBAR(バー)に触れるきっかけになれば」との思いから気軽に飲めるウイスキースタンドを3年前に六角橋で開店。



〈大口通商店街〉
夏野菜たっぷりの冷やしおでん

●夏におでんを楽しむ
 煮物料理であるおでんは、冷めるときに味が染みていきます。冬に食べる熱々もおいしいですが、夏の冷やしおでんはおつまみとしても最適ですよ。
 おでんは煮込んだ後、鍋に触(さわ)れるくらいまで冷ましましょう。冷蔵庫で一晩置くと、冷たく味の染みた“夏においしいおでん”になります。
 ポイント・・トマトやナス、オクラなどの夏野菜を加えると見た目も華やかに。練物と同じタイミングで鍋に入れましょう。手羽先を入れたり、煮汁にゼラチンを加えてジュレ状にすると、清涼感も味わえます。

能登屋 店主 北出貴祥(きたで たかよし)さん
「煮込む順番や作り方のポイントなどお気軽にお尋ねください」

【能登屋(1937年創業)】
80年前から大口で営業を続け、現店主で3代目。手作りの商品はどれも人気です。お店特製のおでんは、夕方には売り切れてしまうことも。



〈神奈川中央商連会〉
日々のチェックで快適な自転車ライフ

●点検のコツを覚えて安全に
 「タイヤがパンクした!」「ブレーキが利(き)かない!」などの自転車トラブルで、気が付いたときには手遅れに・・。

●ココをチェック
1.タイヤに空気は入っているか。
 月に1回は空気を入れましょう。タイヤサイドを強く押したとき、少しへこむくらいがベスト!後輪は体重がかかるため、前輪の2倍の早さで摩耗して、取り替えが必要になります。
2.ブレーキはきちんと利くか。
 ブレーキレバーが握り切れてしまうときは、ブレーキが利いていない可能性があります。
3.ライトは点くか、ベルは鳴るか。
※ブレーキに油は、絶対に差さないで!

伊奈サイクル 店主 伊奈 聰(いな さとし)さん
「少なくとも年に1度は自転車屋さんで点検を!自転車損害賠償責任保険の加入が義務化されています。必ず入りましょう」

注意・・最近、電動自転車バッテリーの盗難が増えています。バッテリーにも鍵を掛けましょう。

【伊奈サイクル】
戦前から続く自転車販売店。自転車技士と自転車安全整備士の資格を持つ店主で、技術力では負けません。親子3代に渡って通っているお客さんもいる、地元密着のお店。



〈商店街のあれこれ〉

どんなところ?
六角橋商店街・・昔からある老舗や若い人が経営しているお店など多種多様。商店街のお店同士のコラボレーションによる期間限定メニューやお持ち帰りセットを販売するなど、楽しい企画が目白押し!
大口通商店街・・気取らない下町の人情味ある商店街。お店同士のつながりや地元の小学校とのつながりも深く、地域の人に愛されています。
※区内には23もの商店街があります。神奈川区の商店街情報をチェック!「神奈川区商店街連合会」で検索

お得情報いろいろ
●近くのお店で購入すると、メンテナンスやアフターサービスを受けることもできて安心!
●「かながわPay(ペイ)」や「プレミアム付商品券」、「レシ活VALUE(バリュー)」などのキャンペーンがあって、お得なことも!
●商店街のイベントに行ってみたり、いろいろなお店をまわったりと商店街ならではの楽しみ方も!




問合せ 地域振興課 電話411-7086 ファクス323-2502