PNo.270 広報よこはま港南区版 令和2年4月号 8-9ページ 特集 “思い”のバトンをつないでいこう 「港南ひまわりプラン」 ふだんのくらしをしあわせに 「港南ひまわりプラン(地域福祉保健計画)」は、お互いに支えあえる関係を充実させ、地域をより良くしていくための計画です。 計画期間を5年とし、現在の第3期計画は令和2年度末までです。 令和3年度から7年度までを計画期間とする第4期計画について検討を進めています。 問合せ 区役所事業企画担当(電話:045-847-8441 FAX:045-846-5981) 港南ひまわりプランとは? 「港南ひまわりプラン」は、「ふだんの くらしを しあわせに」を基本理念に、地域の皆さんと一緒に、地域ケアプラザ、区社会福祉協議会、区役所などが連携して進めています。 第3期計画の詳細はこちら 第3期港南ひまわりプラン で検索 【港南ひまわりプラン】 「区計画」と「地区別計画」で、できています。 ・区全体の目標や取組 ・地区ごとの特性を踏まえた目標や取組 ■第3期港南ひまわりプラン(区計画)の成果 第3期計画(区計画)では、4つの「共通のテーマ」と4つの「分野別のテーマ」に分け、取組を進めてきました。 《共通のテーマ》 ・知る ・つながる ・できることをやる ・支えあう 《分野別のテーマ》 ・健康づくり ・高齢者 ・障がい児・者 ・子ども・青少年 「分野別テーマ」の取組の一部を紹介します 【健康づくり】 「健康アクションこうなん5(ファイブ)」※が合言葉 委嘱団体、活動団体の皆さんと一緒に、一人ひとりの健康増進につながる取組を進めてきました。 ウォーキングやラジオ体操、健康づくり講座などは、地域の中のつながりづくりにもなっています。 ※健康づくりのための行動目標「あるこう! 毎日」「たべよう! 野菜」「まもろう! 歯」「なくそう! たばこの煙」「やすもう! しっかり」 【高齢者】 多くの人が受講「認知症サポーター養成講座」 認知症を理解し、地域で認知症の人やその家族を手助けする「認知症サポーター」を養成する講座を開催し、7,214人(平成28~30年度)もの人が受講しました。 認知症になっても安心して暮らせるまちのために、理解の輪が広がっています。 【障がい児・者】 広がるあたたかな見守り「障がい理解啓発ポスター」 障がいからくる行動を知って、温かく見守ってもらいたい、そんな思いでポスターを作成しました。 医療機関や駅などに掲示し、障がいへの理解が広がっています。 地域の話し合いや地域防災拠点の訓練などで、障がい児・者と活動者がつながり、支えあえる関係づくりが進んできました。 【子ども・青少年】 地域の子どもたちをつなぐ「子ども食堂」 食事を楽しみながら交流する「子ども食堂」など、地域の子どもの居場所や大人と子どもがつながる場が増えてきました。 「学援隊」「港南ひまわり83(ハチサン)運動」 登下校を見守る「学援隊」、登下校の時間帯に外での用事をする「港南ひまわり83運動」など、見守りの輪が広がっています こんな取組も広がりました 高齢者や障がい者のいざというときの見守りアイテムである「ひまわりホルダー」、事業者の皆さんにゆるやかな見守りに協力してもらう「見守り協力事業者」など、見守り・支えあいの仕組みづくりが進んできました。 また、地域でもさまざまな取組を通し、一人ひとりがつながる場・機会が広がり、お互いを知り、顔の見える関係づくりも進んできています。 見えてきた課題 第3期計画で取組が進んできた一方で、こんな課題も見えてきました。 ・地域活動の担い手確保につながる取組も行ってきましたが、担い手に関しては継続した課題になっています。 ・世代を問わず、生活上の心配事がある人や、複数の困り事を抱えている世帯も多くなってきています。 ■データから見える、港南区の現状や課題 ①人口が減少し、高齢化が進んでいます 2015年(平成27年) 215,111人 15歳未満 12% 15~64歳 61% 65歳以上 27% 2019年(令和元年) 213,266人 15歳未満 11% 15~64歳 60% 65歳以上 28% 2021年(令和3年) 207,699人 15歳未満 11% 15~64歳 59% 65歳以上 30% 2026年(令和8年) 199,225人 15歳未満 10% 15~64歳 58% 65歳以上 32% 資料:2015年は国勢調査。2019年は1月1日現在人口、2021~2026年は横浜市将来人口推計 港南区では、第4期計画期間の令和3年から8年までの間に約8千人の人口減少が見込まれる一方で、65歳以上の高齢者は増加することが見込まれています。 また、人口減少が進む一方で、65歳以上の夫婦のみ世帯・単独世帯の増加も見込まれています。 ②地域でのつながりがない人も多くなっています 困った時にはお互いに支え合う地域でのつながりがある そう思う 7.0% どちらかというとそう思う 24.1% どちらともいえない 29.0% どちらかというとそう思わない 11.7% そう思わない 10.3% 分からない 16.0% 無回答 1.8% 資料:令和元年度港南区区民意識調査 地域とのつながりがあると答えた人の割合が約3割でした。一方で、約2割の人はつながりがないと感じています。 誰もが住み慣れた地域で安心して暮らしていける港南区にしていくためには、地域のつながりを深め、見守り・支えあえる関係や仕組みづくりを進めていくことが必要です。 現状の課題や区民の皆さん、関係団体の皆さんの声を踏まえて、第4期計画の策定を進めていきます。 ■第4期港南ひまわりプラン(区計画)の策定に向けて 策定スケジュール 令和元年7月~2年9月頃 計画素案検討・策定 ↓ 令和2年10月頃 区民意見募集 ↓ 令和3年3月頃 計画完成 計画の検討、策定にあたっては、地域福祉保健推進協議会において、地域の代表者の皆さんと地域ケアプラザ・区社会福祉協議会・区役所が一緒になって、地域の意見を取り入れながら進めています。 「知る」「つながる」「できることをやる」「支えあう」 こんな地域に、こんなふるさとにしたい… “その思いの実現は みんなの一歩からはじまります” 地区別計画の策定も進行中 あなたが住むまちの計画があります。地区別計画は、区内15地区ごとに第4期計画の策定を進めています。 第3期の各地区の計画はこちら 港南ひまわりプラン 地区別計画 で検索 「港南ひまわりプラン応援補助金」申込受付のお知らせ 第3期港南ひまわりプランに沿った取組や活動に対して補助金を交付し、取組・活動を応援します。 申込期間 4月1日(水)~ 5月29日(金) 8時45分~17時 申込方法 申請書を直接区役所事業企画担当5階50番窓口へ ※詳しくは「申請の手引き」をご確認ください ※ 申請書類等は区役所・区内地域ケアプラザで配布しています。また、区ホームページからもダウンロードできます