PNo.271 広報よこはま港南区版 令和2年5月号 8-9ページ 特集 令和2年度版 風水害から身を守るために 近年、大雨や暴風などにより日本各地で大きな被害が発生しています。 昨年は区内でも、集中豪雨や台風により今までにない被害がありました。 雨が多くなる時期を前に、発災時の対応などについて改めて確認し、備えましょう。 問合せ 区役所危機管理・地域防災担当 電話:045-847-8315 FAX:045-841-7030 ■いざというときのために日頃から備えを】 安全な場所を確認しましょう 自宅や職場、学校がある場所で、大雨や長雨による浸水や土砂災害の危険があるのか、ハザードマップで確認しましょう。 危険がある場合は、家族や職場などで安全な場所への避難経路を考えておきましょう。 また、被害の想定区域外でも、災害が発生することがありますので、備えることは大切です。 ハザードマップに掲載されている区内31か所の指定緊急避難場所は、避難場所の候補であり、気象状況や災害の規模により開設を決めます。 また、指定緊急避難場所以外の地区センターなどの公共施設や自治会町内会館が、避難場所として開設される場合もあります。 区ホームページからはこちら 港南区 ハザードマップ で検索 【ハザードマップの種類】 ・土砂災害ハザードマップ ・洪水ハザードマップ ・内水ハザードマップ 配布場所 区役所5階56番窓口 自宅などの周りを確認しましょう 強い風雨の予報が出たときは、自宅や職場などの周りを確認しておきましょう。 風で飛ばされたり、落下しそうなものがある場合、屋内など安全な場所に移動しましょう。 また、落ち葉やごみが側溝や雨水ますをふさいでいると道路浸水などの原因になるので、取り除いておきましょう。 非常時の持ち出し品を準備しておきましょう 風水害発生時の避難場所は、長期間の避難を想定していません。 避難をするときに、何を持っていくかを判断するのはとても難しいことです。 食料や飲料水、寝具など必要なものを準備して、慌てずに行動できるようにしておきましょう。 【非常時の持ち出し品リスト】 〈非常持ち出し品を入れるリュック・バッグなど〉 〈救急・安全〉 ●包帯、ばんそうこうなど ●常備薬 ●眼鏡・コンタクトレンズなど 〈貴重品〉 ●預金通帳、カード ●免許証、保険証、印鑑など 〈水・食料〉 ●飲料水 ●食料、お菓子など(2~3食分) 例:そのまま食べられるもの ●紙皿、紙コップ ●粉ミルク 〈日用品〉 ●ヘッドライト ●携帯ラジオ ●タオル ●ティッシュ ●マスク ●ビニール袋 ●紙おむつ 〈その他〉 ●着替え ●簡易的な寝具(簡易まくら、タオル、耳栓、アイマスクなど) ●モバイルバッテリー 例:携帯電話充電器、乾電池で充電できるもの ●避難場所でリラックスできるもの 例:本・ゲームなど(音が出るものはイヤホンも準備) おもちゃ(周りの迷惑にならないもの) ■台風が接近、ゲリラ豪雨が発生したら 防災情報を確認しましょう 市や区役所などから情報が発表されます。災害が発生しても適切な行動がとれるように、正しい情報を入手しましょう。 横浜市防災情報のウェブページ ・災害時の緊急情報 ・気象情報、交通機関等のライフライン情報など 横浜市防災情報Eメール(登録制) ・気象警報・注意報、河川水位、津波、地震、緊急のお知らせなどを配信 港南区安全・安心情報メール(登録制) ・災害発生時等に港南区災害対策本部から避難場所、避難勧告等の災害情報・緊急情報を配信 港南区災害情報 ツイッター ・災害発生時等に港南区災害対策本部から避難場所、避難勧告等の災害情報・緊急情報を配信 Yahoo! 防災情報(アプリ版:スマートフォン)(メール版:PC、携帯電話) ・横浜市からの防災緊急情報を受信できます 緊急速報メール(事前登録不要) ・横浜市内のエリアにある携帯電話(NTTドコモ、au、ソフトバンク等)に対し、横浜市の災害情報や避難情報などを配信 そのほか、テレビのデータ放送(dボタン)やラジオ、インターネットなどからも最新の情報を入手できます。 《いまの状況を知ろう》 河川の水位や土砂災害の発生のリスクをインターネットで、リアルタイムに確認することができます。 〈横浜市水防災情報〉 横浜市水防災情報 で検索 →「河川水位情報」を選択 〈神奈川県土砂災害情報ポータル〉 神奈川県土砂災害情報ポータル で検索 → 「土砂災害の危険度」を選択 適切な避難行動を取りましょう 気象情報や避難情報を基に、自分の身に危険が迫る前に周りの状況に応じて適切に行動しましょう。 ハザードマップなどを活用して、危険な河川沿いや崖沿いを避け、安全な避難経路を把握しておくことも重要です。 また、避難情報が発令されていなくても、身の危険を感じた場合は、速やかに避難を開始しましょう。 《水平避難》〈余裕をもって避難できる場合〉 安全な場所へ避難(指定緊急避難場所などの避難場所、近くの高台、土砂災害警戒区域外の親戚の家など) 《垂直避難》〈避難する余裕がない場合〉 丈夫な建物の2階以上、または近隣の高い建物へ避難 《屋内避難》〈避難する余裕がない場合〉 建物内の安全な場所へ退避(斜面など危険な場所の反対側の2階以上) 避難時に気を付けること】 ・長い棒などで足元を確認 ふたが外れたマンホールや段差など見えない危険があるかもしれません。 ・靴は脱げにくい運動靴など 長靴は中に水が入ってしまうと重くなり動きづらくなる可能性があります。 ・避難の前に外の状況確認 道路冠水が始まっているなど外に出るのが危険な場合は、無理に避難場所に行かず「垂直避難」「屋内避難」をしましょう。 ・タオルや着替えも忘れずに 大雨で、避難場所に着いた時にはびしょ濡れになっていることもあります。 ・自家用車の使用は控える 避難場所には駐車スペースがありません。また、道路冠水などで身動きが取れない、水圧で車外に出られないなど危険を伴うことがあります。 [隣近所と声を掛け合いましょう] 高齢者や子ども、障害のある人などは避難に時間がかかります。 地域の皆さんで声を掛け合い、協力して安全に避難しましょう。 避難情報を確認しましょう 発災時は区役所で気象状況などから総合的に判断し、避難勧告等を発令します。 避難情報が出たときは、安全最優先で適切に行動しましょう。 警戒レベル 1 ●早期注意情報 取るべき行動:災害への心構えをしましょう。 警戒レベル 2 ●大雨注意報・洪水注意報など 取るべき行動:避難に備え、避難行動を確認しましょう。 警戒レベル 3 ●避難準備・高齢者等避難開始 取るべき行動:高齢者、子ども、障害のある人など、避難に時間がかかる人は、避難を開始しましょう。 警戒レベル 4 ●避難勧告 取るべき行動:安全な場所へ避難を開始しましょう。 ●避難指示(緊急) 取るべき行動:直ちに避難を開始しましょう。 警戒レベル 5 ●災害発生情報 取るべき行動:災害が発生している状況、命を守るための行動を取りましょう。 風水害発生時の区内の避難場所(土砂災害警戒情報※が発表されたとき) 野庭地区センター 野庭町612 港南地区センター 日野1-2-31 永谷地区センター 芹が谷5-47-5 そのほか、災害の発生状況や規模により上記以外の学校や地区センターなど、公共施設や自治会町内会館を避難場所として開設する場合もあります。 避難をするときは、区ホームページやテレビのデータ放送(dボタン)などで最新の情報を確認してから、避難を開始してください。 ※土砂災害警戒情報: 大雨警報(土砂災害)の発表後、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに、市町村長の避難勧告の発令判断や住民の自主避難の判断を支援するよう、対象となる市町村を特定して警戒を呼び掛ける情報で、都道府県と気象庁が共同で発表しています。 避難が必要な警戒レベル4に相当します。 〈大切なペットのためにも備えを〉 避難場所には動物アレルギーの人などさまざまな人が避難するため、ペットは飼い主と一緒に避難場所施設内(屋内)に入ることはできません。 災害発生時に避難場所へ一緒に行けないことを想定して備えましょう。 例えば… ・一時預け先の確保 (親戚・知人宅、動物病院など) ・ペット用避難用品 (フード、水、療法食・薬など) ・飼い主の明示 (首輪、マイクロチップなど) ・健康管理 (ワクチン接種など) もしも被害を受けてしまったら 救済・支援制度等があります】 り災証明書を区役所等の担当窓口に提出するなどにより、「見舞金」や「市・県民税の減免」などの救済・支援を受けることができる場合があります。 区ホームページで確認してください。 港南区 救済・支援制度 で検索 廃棄物が出てしまったら 風水害などの被害で廃棄物が発生したときは、原則ご自身での処理になりますが、通常の収集日での排出が難しい場合、お問い合わせください。 問合せ 資源循環局港南事務所 電話:045-832-0135